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【ドラマ】「クジャクのダンス、誰が見た?」第1話 あらすじ&考察

TBS系の金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」がスタートしました!

その第1話が2025年1月24日(金)に放送されました。

カップルや家族連れが行き交い、街が華やぐあるクリスマスイブの夜。

大学生の山下心麦(広瀬すず)は2人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、なじみの屋台のラーメン店で肩を並べてラーメンを食べていた。「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦。

しかしその夜、春生と別れてサークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報だった。

最愛の父を失い茫然自失の心麦だったが、春生の殺害犯は早々に逮捕される。その人物は、春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)だという。春生がそんな事件を担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、いつものラーメン店を訪れ、店主の染田(酒井敏也)から春生が残した一通の手紙を受け取る。するとそこに書かれていたのは、友哉を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述で・・・。

(引用元:「クジャクのダンス、誰が見た?」公式サイト)

あらすじだけでも、一家惨殺事件?冤罪?と気になる謎が盛りだくさんです!

ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」1話あらすじ

まずは1話のあらすじをおさらいします。

心麦と春生(父) の日常

クリスマスの夜、父の馴染みのラーメン屋の屋台で一緒にラーメンを食べる父と娘。

母親はすでに亡くなっており、父と子の二人で仲良く暮らしてきたことが伺えます。

その後、心麦(娘)は友人達との飲み会へと出かけて行きます。そして、心麦が飲み会に参加している間に事件は起こります。

火事の発生と春生(父)の訃報

心麦が飲み会から帰ると自宅が燃えていました。中にいるはずの春生(父)もその時に亡くなってしまいます。

春生(父)の葬儀が行われ、親族や春生の元同僚の赤沢刑事などが弔問に訪れます。心麦とも親交のある伯母や赤沢刑事は心麦を心配し、声をかけるものの

心麦:「前を向くかどうかは私が決めます」

周囲の人達は心麦の可愛げのない様子に戸惑うような態度を見せます。

また、心麦は火事の原因となった放火の犯人が”遠藤友哉”だと知ります。春生が過去に逮捕した犯人の息子ということで、父親を捕まえたことへの逆恨みからの犯行かと噂されます。

心麦は、春生の担当した『東賀山事件』について調べていきました。

春生(父)からの手紙と過去の事件

春生(父)の死を受け止めきれないまま、思い出のラーメン屋台を訪れた心麦は、屋台の店主から春生から預かったという封筒を渡される。

中から出てきたのは春生が書いたと思われる手紙と現金300万円。

【手紙の内容(の一部)】

もし私の想定する最悪の事態、すなわち私が誰かに殺されたとして、以下に挙げる人物が逮捕されたとしたら、

三木田辰雄

津寺井幸太

遠藤友谷

廣島育美

阿渡山京一郎

高畑まのか

その人は冤罪です。

同じ手紙には、冤罪だと思われる人たちが捕まった場合に同封したお金を使って弁護を依頼するようにとも書かれています。

弁護をお願いする相手として書かれているのは、松風弁護士(松山ケンイチ)でした。

しかし、松風弁護士は春生のことを知らず、春生が書いたという手紙の信憑性にも疑いをもち弁護を断ります。

悩む心麦

心麦は春生の元同僚であり、親交もある赤沢刑事に『東賀山事件』についてと遠藤友哉が本当に犯人なのかを確認に行きます。しかし、防犯カメラの映像もあり遠藤友哉が放火の犯人であることは間違いないと断言されます。

そのころ松風弁護士は、断ったにも関わらず事の真意が気になり、遠藤友哉との面会をします。

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何を信じていいのかわからなくなってしまった心麦は、春生からの手紙を川に捨てようとしたところを、松風弁護士に止められます。

警察と春生の手紙の内容の矛盾に戸惑いながらも、「それでも父の言ったことを信じたいです」「今私にできることは父の手紙と向き合うことだけなんです」と心麦は松風弁護士に再度弁護を依頼します。

「あくまで弁護人としての範囲内のことです。それ以上でもそれ以下でもない。」

といいながらも松風弁護士は遠藤友哉の弁護を引き受けてくれることになりました。

心麦の出生についても謎があるのか?

松風弁護士が弁護を引き受けてくれた日の夜、心麦は、焼け跡となった家から春生との思い出の品をスマホの明かりを頼りに探します。手紙の筆跡が父の筆跡と一致するかを確認するためという意図もあったようです。

すると、そこに見知らぬ男が現れます。

「山下さんの娘さん?」と声をかけてきた男は「週刊ゲンダイの・・・」と話し続けますが怯えた心麦は慌てて逃げ出します。

男は心麦が逃げるときに落としたペットボトルを拾い上げ、意味ありげに見つめます。

翌日、男が本当に週刊誌の記者(=神井孝)だと確認した心麦は出版社に会いに行きます。

そして神井に

「あなた、山下さんの本当の娘じゃないですよね?」

と問われ「え?」・・・

となって終了です。

第1話は物語全体の謎やテーマを暗示する重要なシーンが盛りだくさんでした。

ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」1話の考察

殺されてしまった被害者が犯人と思われる人物の冤罪弁護を依頼する・・・

異例の内容の中に様々な謎が散りばめられています。これらが一つ一つに繋がりがあり、真犯人へと続いていくのか。とても気になるところです。

「クジャクのダンス、誰が見た?」の第1話にあった謎ポイントはこちらです。

  1. 春生を殺した真犯人は誰?
  2. 伯母の態度は善意の行動?裏はあるの?
  3. 手紙は本当に春生の書いたもの?
  4. 遠藤友哉が知っている『理由』とは?
  5. 春生と心麦は本当の親子じゃないのか?

一つ一つ考察していきたいと思います。

①春生を殺した真犯人は誰?

このドラマ最大の謎です。

他の謎が解き明かされるにつれ真相が明かされていくものと思います。

現時点では遠藤友哉の逆恨みによるもとされていますが、真犯人はやはり別の人物なのでしょうか。

②伯母の態度は善意の行動なのか?

春生の姉である伯母が、春生の保険金の管理を申し出ます。本来は心麦が受け取るべきもののようですが、心麦が学生だからということからの配慮のようです。

伯母は「一時的」「家族なんだから」とは言っていますが・・・

返事をする時の心麦の表情からも、心麦と伯母はそれほど親密ではない様子に思えます。

 

裏があるとして、お金を得ることだけが目的なのか、他の感情が含まれているのか、気になるところです。

③手紙は本当に春生が書いたもの?

心麦が思い出の品から父の筆跡を探して確認したように、手紙を書いたのは春生本人と考えて間違いないと思います。

しかし、どういう意図で書かれた手紙なのか。謎が残ります。

④遠藤友哉が知っている『理由』とは?

松風弁護士との面会時に遠藤友哉が口にした言葉
「理由を知っているのはクジャクだけです。」

この『理由』とは何を指しているのか?

今回の放火について?それとも過去の事件についても何か知っているのか。とても気になるところです。

⑤春生と心麦は本当の親子じゃないのか?

まさかの発言が飛び出してきました!

しかし、神井記者はかなりの確信をもって発言しているように感じました。

思い当たるのは、心麦が落としたペットボトルを使ってのDNA検査かと思います。春生のDNAはどうやって入手していたのかなどの疑問は残りますが、何かしらの根拠があっての発言のように感じました。

おまけ:野間口徹さんはどこにいるのか?

ご本人がXで告知してらっしゃいます!

今後、どのように事件に関わっていくのかとても楽しみです!

おわりに

第1話では物語の全体像が少しずつ見えつつも、たくさんの謎が提示されましたね。

心麦と松風弁護士がどのように事件の真相に近づいていくのか、過去の事件がどのように関わってくるのか楽しみです!

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